クッション作り
今日の3.4時間目は家庭科。
クッション作りもなんとか軌道にのってきた子供達。進み具合はまちまちだけどなんとか完成まで進もうとしている。
そんな中、今日は週3で学校に来てくれている方がT Tに入ってくれた。ぼくよりはるかにミシンが得意そうだ笑。なんの打ち合わせもしなかったが、子供たちのフォローをしてほしいということだけ伝えておいた。
授業が始まってしばらくすると目につきはじめたのは「聞きにくる子が多い」こと。初めてのクッション作り、初めてのミシン。不安なことも多いだろうけど説明書通りに進めればなんら問題ない。それにも関わらず T Tにも聞きに行く聞きに行く。
「これはあってますか?」
「ここはどうやってやるんですか?」
このとき頭をよぎったのは最近出会った2つの言葉。
子供のモヤ感を大切にする
つまずきを子供の育ちととらえる
きっとゴールのクッションまでの道のりがぼんやりしているのだろう。
失敗するのが怖いんだろう。
でもぼくはぼんやりしていてもまず一歩を踏み出してほしいと思っている。そして失敗してほしいとも思っている。いくらでもやり直しができるから。糸ほどくのはちょいとめんどいけど。
だから子供たちが合ってるか聞いてきてもどうやるか聞いてきても
「書いてあるから読んでみてよ」
としか言わなかった。
まち針使ってから縫ってみたら?みたいなアドバイスはするけど、正解は言わない。だって書いてあるんだもん。
書いてあることを読み取れないという現実も。「脇を縫う」の意味がわからないから「道路の脇ってどこのこと言う?」から聞いてみる。
きっと手取り足取り合ってるよ、ここはこうするんだよ、と言ってあげれば感謝されるだろうし、丁寧な指導ですね、って褒めてもらえるかもしれない。
でもそれで子供たちにどんな力がつくんだろう。そしてクッション出来上がった時に子供たちの中に何が残るんだろう。