ダイレクトに伝わる思い
1週間の最後を告げる金曜日。
まだ先週の試合でやられたあばらが痛い。明後日も試合なのに…
今日はいつも以上に心穏やかに過ごすことができた。きっと、昨日観に行った平山小からエネルギーをもらったからだ。
5時間目は授業観察。社会。
沖合、遠洋、養殖、栽培漁業の中から1つ選んで、それに携わる人たちの工夫や思いを知ったり、長所、短所をおさえたりしてこれから日本が中心となって進めていくべき漁法をプレゼンする、というもの。
ここ最近2時間の子供たちの様子、ふりかえりを見ていてこの言葉がちらほら出始めてきた。それは
「調べても出てきません。」
「いいサイトがありません。」
なので、次のステップになるだろう「推測する」ミニレッスン。
「かつおの一本釣りではロボットが使われている」
という事実を発見した子のワークシートを使ってどんなことが推測できるかを考えてみた。
調べた事実をもとに
もしかしたらこうかもしれない。
ここにはこんな背景があるのかも。
と、思いを巡らせることも漁業に関わる人々の気持ちにせまるには必要なことなんじゃなかろうか。
今日もミニレッスン後に調査時間をとったんだけど、ハイライトは子供が電話していたときのこと。その子は養殖漁業について調べているんだけど、最後に電話先の方が
「魚を我が子のように愛情かけて育てています。そしてそれを大切に消費者のみなさんに届けることが僕らの仕事です」
といっていた。
養殖にかける思いがダイレクトに伝わってきて心が震えた。
紙面上で調べただけじゃわからない、漁業にかけている人の思い。
熱いです。