自動車単元ファイナル
最初は楽しそうじゃなかったけれど、今は
すごく楽しいです。
これは自動車単元の最終発表前に子供たちに書いてもらったレポートの一部。
自動車会社を作るよーどこに作ってどのようにして作っていくかプレゼンしてねーと始まった今回のプロジェクト。
このプロジェクトを通して「どんなところに自動車会社、工場があるのか、またそれはどうしてそこでなければならないのか」「どんな願いが生産者にはこめられているのか」を会社を設立する過程で考えてほしいと思っていた。
発想段階ではけっこー盛り上がるだろーなー、会社作るってなんだかワクワクしそうだし、子供たちの食いつきもいいだろうなあなんて思っていた。
そして、1人の力でこれまてやってきたけどチームプロジェクトにすることで友達と1つの課題に取り組む楽しさを感じてほしーなー、その上で対話の可能性も知ってほしーなーとも思っていた。
しかし、冒頭の感想を書いた子は最初つまらなかったらしい。ただ、この子はポンダ
という会社の社長になったのである一定のやる気はあったんだろう。先生がなんか言ってるしやるかーくらいの。
それでも「すごく楽しい」という感情に変わったのは
「調べたことをまた班の人が調べて意見を深められたりしたから」「友達の説明に納得できてさらに調べられたから」
だそうだ。
この子は明らかに「考えが深まっていく過程」を楽しんでいる。そしてそこには必ず友達がいることも見逃せない。
楽しそうじゃない→すごく楽しい
っていうなかなかの振れ幅の感情の変化ってなかなか味わえないと思うんだ。
その要因が対話であったことを身をもって体験したこの子はきっとこれからも教科に限らず、そして学校に限らず対話することを大切にしていってくれるだろうし対話を楽しんでくれると思っている。